Rare Disease Day レアディジーズデイ 世界希少・難治性疾患の日

主催・協賛・後援
 

ご挨拶

Rare Disease Day 2016 in Tokyo開催にあたって
〜日本と米国の架け橋として〜


はじめに、7回目のRare Disease Day 2016(世界希少・難治性疾患の日)の日本開催、誠におめでとうございます。

患者・家族の皆様を中心として、医療従事者、製薬企業、政府、メディアが一丸となって社会気運の醸成を図る大変重要な1日であると思います。

ここ数年、日本では、難病新法の施行や(独)日本医療研究開発機構が発足するなど希少・難治性疾患に関わる治療、研究開発、費用の面での進展が大きくクローズアップされています。ますます患者の皆様に革新的な新薬や最新の医療が迅速かつ安価に届けられることが求められています。

一方、米国の現状に目を向けてみますと、特に研究開発と治療の分野での進展が目覚ましく、巨額の官民ファンドを投入し、米国の強みであるIT技術(人口知能、ウェアラブルデバイスetc.)や最先端の医療技術(精密医療、遺伝子医療、免疫療法etc.)を駆使した世界一の研究開発と治療が行われています。

私が所属する(独)日本貿易振興機構ニューヨーク事務所においては、患者の皆様に世界初の革新的新薬がいち早く手に届くことを目指し、日々の文献研究やアカデミア、製薬企業、連邦・州政府との対話を通じた米国医療の理解と情報発信に努めています。また、日本医療関係者と米国医療関係者との協力関係構築のためのフォーラムの支援も行っています。

今後も、医療分野における日本と米国を繋ぐ架け橋となる活動を通じ、皆様の健康と福祉の向上に貢献できるよう努めてまいります。

最後に、本日が多くの患者・家族の皆様にとって実り多き1日となることを祈念申し上げます。


(独)日本貿易振興機構ニューヨーク事務所 ディレクター 川端 裕之